建築
目次
プリツカー賞
- 概要
-
1979年アメリカ人実業家ハイアット創業者のJay Arthur Pritzkerが創立。
建築を通じて人類や環境に一貫した意義深い貢献をしてきた存命の建築家を1年に1人(組)表彰。
建築界のノーベル賞。
年 | 受賞者 | 国籍 |
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1979年 | Philip Jonhnson | アメリカ |
1987年 | 丹下健三 | 日本 |
1993年 | 槇文彦 | 日本 |
1994年 | Christian de Portzamparc | フランス |
1995年 | 安藤忠雄 | 日本 |
2008年 | Jean Nouvel | フランス |
2010年 | 妹島和世 西沢立衛 |
日本 |
2013年 | 伊東豊雄 坂茂 |
日本 |
2019年 | 磯崎新 | 日本 |
2021年 | Anne Lacaton Jean-Philippe Vassal |
フランス |
2024年 | 山本理顕 | 日本 |
日本を代表する建築家
- 辰野金吾
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1854年10月13日~1919年3月25日
設計の頑丈さから「辰野堅固(solide)」と呼ばれた。
1873年 現在の東大工学部の一回生として入学。
1877年 Joshiah Conderが教授に就任。
1879年 造家学科を主席で卒業。
1880年 イギリスへ留学し、コンドルの前職場と出身校であるバージェス建築事務所とロンドン大学で学ぶ。
1883年 帰国。
1884年 コンドルの教授退官後の教授職に就任。
1886年 造家学会(のちの日本建築学会)を設立
辰野金吾建築事務所を設立。
年代 | 建物 | 地域 |
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1896年 | 日本銀行本館 現・日本銀行本店旧館 |
東京都 中央区 |
1903年 | 日本銀行大阪支店 | 大阪市 北区 |
1906年 | 日本銀行京都支店 | 京都市 中京区 |
1907年 | 浜寺公園駅 (辰野金吾が設計した初の鉄道駅舎) |
大阪府 堺市 |
1911年 | 岩手銀行本店本館 | 岩手県 盛岡市 |
1912年 | 唐津銀行 | 佐賀県 唐津市 |
1914年 | 中央停車場 現・東京駅丸の内駅舎 |
東京都 千代田区 |
- 伊東忠太
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1867年11月21日~1954年4月7日
山形県米沢市出身
1892年 東京大学工学部を卒業→大学院。
1893年 「法隆寺建築論」を発表。
1923年 明治以降老朽化し取り壊しの決まった首里城正殿保存に尽力。
1943年 文化勲章受章。
1951年 文化功労者。
年代 | 建物 | 地域 |
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1895年 | 平安神宮 重要文化財 |
京都市 左京区 |
1920年 | 明治神宮 社殿の多くは戦災焼失、 戦後再建 |
原宿 |
1933年 | 靖国神社「神門」 | 九段下 |
1934年 | 築地本願寺 重要文化財 |
築地 |
1934年 | 湯島聖堂 | 御茶ノ水 |
- 渡辺仁
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1887年2月16日~1973年9月5日
新潟県佐渡出身
東京大学工学部建築学科卒業 -
※1松本與作と共同設計
GHQ本部が置かれた
第一生命本社
1993年にDNタワー21竣工 - ※2渡辺作品としては珍しい初期モダニズム様式(le début de modernisme)
-
※3コンペ当選案件。
実施設計は宮内省で、渡辺は実施設計に関与していない。
帝冠様式と言われるが、壁体の意匠が洋風ではなく和風なため、異を唱える研究者もいる。
年代 | 建物 | 地域 |
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1927年 | ホテルニューグランド | 神奈川県 横浜市 |
1927年 | 小田急南新宿ビル (旧小田急電鉄本社) |
東京都 渋谷区 |
1932年 | 服部時計店 (2代目和光) |
銀座 |
1938年 | 第一生命館(※1) | 東京都 千代田区 |
1938年 | 原邦造邸 原美術館(※2) |
東京都 品川区 |
1937年 |
東京帝室博物館計画案 東京国立博物館本館(※3) |
上野 |
- 前川國男
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1905年5月14日~1986年6月26日
Le Corbusier(français)やAntonin Raymond(tchèque)の元で学び、モダニズム建築(le modernisme)の旗手(le porte-drapeau)として戦後の日本建築界をリードした一人。
6歳下の弟は24代目日銀総裁(Président de la Banque du Japon)の前川春雄(在位:1979~1984)。
現在の日銀総裁は植田和男(32代目:2023年~現在)
1928年 東京帝国大学工学部建築学科卒業後、渡仏してパリのル・コルビュジエ事務所へ入所。
1930年 帰国後、東京のレーモンド事務所へ入所。
1935年 銀座に事務所開設。
1978年 フランス国家功労勲章(L'ordre national du Mérite)受賞。
年代 | 建物 | 地域 |
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1955年 | 国際文化会館 | 六本木 |
1961年 | 東京文化会館 | 上野 |
1964年 | 紀伊國屋ビルディング | 新宿 |
1975年 | 東京都美術館 | 上野 |
1979年 | 国立西洋美術館新館 | 上野 |
- 丹下健三
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1913年9月4日~2005年3月22日
大阪府堺市出身
1930年 高校の図書室で見た外国雑誌のル・コルビュジエの記事に感銘を受けて建築家を志す。
1935年 東京大学工学部建築科に入学。
卒業後は前川國男建築事務所に入所。
1996年 フランス政府よりレジオンドヌール勲章(L'ordre national de la Légion d'honneur)受章。
年代 | 建物 | 地域 |
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1952年 | 広島平和記念資料館 【重要文化財】 |
広島 |
1955年 | 広島平和記念公園 【国の名勝】 |
広島 |
1964年 | 東京カテドラル 聖マリア大聖堂 |
東京都 文京区 |
1964年 | 国立代々木競技場 | 東京都 渋谷区 |
1967年 | 静岡新聞 静岡放送東京支社ビル |
東京都 中央区 |
1991年 | 東京都庁舎 | 新宿 |
1992年 | グランテクラン | パリ Place d'Italie |
1992年 | 国際連合大学 | 東京都 渋谷区 |
1994年 | 新宿パークタワー | 新宿 |
1996年 | フジテレビ本社ビル | 台場 |
- 槇文彦
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1928年9月6日~
東京都生まれ
母方の祖父は竹中工務店の会長を務めた竹中藤右衛門。
1952年 東京大学工学部建築学科卒業。
丹下健三の研究室で学んだ後、ハーバード大学デザイン大学院修士課程(master)を修了。
1965年 槇総合計画事務所を設立。
年代 | 建物 | 地域 |
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1969年 | ヒルサイドテラスA棟•B棟 | 代官山 |
1973年 | ヒルサイドテラスC棟 | 代官山 |
1977年 | ヒルサイドテラスD棟•E棟 | 代官山 |
1985年 | スパイラル | 表参道 |
1987年 | ヒルサイドプラザ | 代官山 |
1989年 | 幕張メッセ | 海浜幕張 |
1990年 | 東京体育館 | 千駄ヶ谷 |
1992年 | ヒルサイドテラスF•G•N棟 | 代官山 |
1999年 | ヒルサイドウエスト | 代官山 |
2003年 | テレビ朝日本社ビル (六本木ヒルズ) |
六本木 |
2003年 | 朱鷺メッセ | 新潟市 |
2017年 | 刀剣博物館 | 両国 |
- 原広司
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1936年9月9日~
神奈川県川崎市出身
東京大学工学部建築学科卒業
年代 | 建物 | 地域 |
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1967年 | 伊藤邸 | 東京都 三鷹市 |
1988年 | 飯田市美術博物館 | 長野県 飯田市 |
1993年 | 梅田スカイビル | 大阪市 北区 |
1997年 | 京都駅ビル | 京都市 下京区 |
1998年 | 宮城県図書館 | 宮城県 仙台市 |
2001年 | 札幌ドーム | 北海道 札幌市 |
2003年 | 越後妻有交流館キレーナ | 新潟県 十日町市 |
2018年 | eggg Cafe | 東京都 小平市 |
- 安藤忠雄
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1941年9月13日~
大阪府大阪市出身
コンクリート打ちっぱなし建築。
17歳の高校在学中にプロボクサーライセンスを取得し、フェザー級でデビューするも1年半ほどで引退。
Il était boxeur professionnel du poids plume quand il avait 17 ans.
Il a pris sa retraite un an et demi plus tard.
元々中学時代に自宅の建て替えを担当した大工や数学教師の影響から建築に興味を持っていた。
経済的理由で大学に通えなかった為、高校卒業後毎日15時間以上独学で建築の勉強に費やし、本来建築科学生が4年で学ぶ内容を1年間で習得し、1968年27歳で建築士試験に1発で合格。
同時に水谷頴介(Eisuke MIZUTANI)の建築事務所でアルバイトをしていた。
1969年、地元大阪に安藤忠雄建築事務所を設立し、個人住宅を多く手掛ける。
「私の建築は、コンクリートの建物が多い。
コンクリートは20世紀を代表する材料で、なおかつ誰にでも手に入る材料だ。
私は誰にでも手に入る材料をもって、誰にでも世界を創りたいと思う。」
安藤に保護され、事務所で飼っていた迷子の子犬を、ル•コルビュジエに肖り、コルと名付けた。
年代 | 建物 | 地域 |
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1976年 | 住吉の長屋 | 大阪府 大阪市 |
1986年 | 風の教会 (六甲の教会) |
兵庫県 神戸市 |
1988年 | 水の教会 | 北海道 占冠村 |
1989年 | 光の教会 | 大阪府 茨木市 |
1992年 | ベネッセハウスミュージアム | 直島 |
1995年 | ユネスコ本部瞑想の空間 | パリ |
2004年 | 地中美術館 | 直島 |
2006年 | 表参道ヒルズ | 表参道 |
2007年 | 21_21 DESIGN SIGHT | 六本木 |
20011年 | Château la coste | Aix-en-Provence |
- 隈研吾
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1954年8月8日~
神奈川県横浜市出身
家屋修繕デザイン好きの父親の影響で建築に興味を持ち、1964年東京五輪のオリンピック建築を見て建築家を志す。
東京大学工学部建築学科卒業、同大学院建築意匠専攻修士課程修了後、日本設計に就職。
アトリエ系事務所ではなく大手設計事務所を選んだのは、社会にもまれるため。
その後、戸田建設、コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所設立。
初期はM2(自動車ショールーム)等のポストモダニズムに一部脱構築主義要素を加えた建物を発表していたが、高知県高岡郡檮原村の「ゆすはら座」存続への関わりをきっかけとして、木材等の自然素材を生かした建築や、縦格子を多用したデザインが特徴的な作品を多く手がけるようになる。
「粒っぽさを感じられることが生物にとっての気持ち良さにつながる」
「逆に粒感をなくすとストラクチャーが際立って不快な建築になる」
「馬頭町 広重美術館」
などを例に、どのくらいの寸法、ピッチで配置していくと「粒っぽさ」が感じられるか、その間隔や大きさの設定が大事であると指摘。
こうした粒感の設定では、
「現場に行って歩き回ってみること。自分の身体でつかまないと分からない」とし、
「歩いて得られる情報はすごく重要。日頃から歩く行為が生活の中心になるようにしている」とも語った。 - 新国立競技場は、47都道府県で産する木材を大量に使用しており、各都道府県の日本列島における地理的方角に合わせて東西南北の然るべき箇所に配置している。
年代 | 建物 | 地域 |
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1991年 | M2ビル | 世田谷区砧 |
2007年 | サントリー美術館 | 六本木 |
2008年 | ティファニー銀座 | 銀座 |
2009年 | 根津美術館本館 | 青山 |
2011年 | スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店 |
福岡県 太宰府市 |
2012年 | 浅草文化観光センター | 浅草 |
2012年 | マルセイユ 現代美術センター (FRAC Marseille) |
マルセイユ |
2013年 | GINZA KABUKIZA | 東銀座 |
2013年 | JPタワー商業施設 「KITTE」 (内装環境設計) |
丸の内 |
20015年 | 京王電鉄高尾山口駅駅舎 | 高尾山 |
20019年 | 新国立競技場 | 新宿区 |
20020年 | 高輪ゲートウェイ駅 | 港区 |
建築様式
- 入母屋造
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le type de toiture comprenant quatre longues pentes et deux pignons.
Composant la maison à pignon(切妻造) en haut et le toit en croupe(寄棟造) en bas. -
上部に切妻造、下部に寄棟造と、異なる構造を持つ。
弥生時代(10e siècle avant Jésus-Christ - 3e siècle)
切妻屋根は寄棟屋根よりも尊ばれ、その組み合わせである入母屋造は最も格式の高い形式。
切妻部分と寄棟部分の角度が統一できていないものは錣(しころ)屋根と呼ばれる。
メリットは、- 格式が高い
-
高い耐久性...
4方向をカバーする屋根面によって風の影響を受けにくく、全方向から雨を防ぐ為、外壁の腐食や塗装の剥がれ防止効果もある。 -
高い通気性...
高低差のある構造によって、屋根裏が広く、効率的な空気循環が望める。
通気性が良く、夏は涼しく、屋根裏が室温を外に逃さない為、冬は暖かい。
-
費用...
構造が複雑な為、工期が長くなり人件費がかかる。
そもそも扱える職人が多くない。
メンテナンスにも多額の費用がかかる。 -
雨漏り...
構造上、合わせ部分が多い為、雨漏りのリスクが高い。 -
耐震性...
2種類の屋根を複合している為、屋根が重く、耐震性に難。
最近は瓦ではなく、金属材などで軽量化が図られている。

- 両流造
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切妻造の正面と背面の屋根を伸ばし、庇とした形。
また、入り口側の庇のみ延伸している場合を単に「流造(ながれづくり)」と言う。
- 破風
- 屋根の妻側の端の部分。
- 屋根への雨水の侵入を防ぐ。特に横や下から吹く風から守る。
- 防火性向上。
- 雨樋の下地の役割。
- 懸魚
- 水の象徴としての魚を懸けることで防火の意味を持つ。
- 釘隠し
Le clou invisible -
日本建築において釘を隠す装飾。
本来は実用のために付けられたが、建築装飾が豊かになった桃山時代(16世紀後半)以降、金や銅などで意匠を凝らした飾り金具が多く作られた。
- 鰹木
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神社本殿などで見かける、屋根の上に並べられた丸太のようなもの。
本来は棟の針目を覆い補強するもので、雨の侵入を防ぐ役割もある。 - 千木
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屋根の棟に立てられたX字状の部材。
本来は破風板と一体になった部材だった。
鰹木同様、元々は屋根の補強目的だったが今は装飾的要素が大きい。
地震と建築
- 建築基準法
Les règles administratives de la construction immobilière - 建築
- 歴史
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1876年から94年まで日本に滞在し、東京大学で研究していた地震学者(sismologue)、人類学者(anthropologiste)、考古学者(archéologue)のイギリス人John Milneが日本における地震学の基礎を築いた。
木造建築の四隅の柱下に鋳鉄の玉(un ballon en fonte)を挟むと地震の遅い動き(du mouvement lent)は伝わったが急激な動き(du mouvement rapide)は伝わらなかった。
1891年10月、岐阜県で濃尾(のうび)地震(Magnitude8.4)発生。
ここから耐震構造への本格的な研究が開始。
1919年、日本で初めての建築法規「市街地建築物法」制定。
1923年9月1日、関東大震災(Mw7.9)発生。
木造家屋だけでなく、欧米輸入のレンガ建造物の倒壊被害続出。
1924年、市街地建築物法に「耐震規定」制定。
世界初の耐震規定
1943年9月 鳥取地震(Mw7.4)
1944年12月 東南海地震(Mw8.0)
1945年1月 三河地震(Mw7.1)
1946年12月 南海地震(Mw8.1)
1948年6月 福井地震(Mw7.3)
1950年「建築基準法」制定。
同時に「市街地建築物法」廃止。
1978年6月、宮城県沖地震(Mw7.4)発生。
鉄筋コンクリートに被害が生じ、のちの改正に影響を与える。
1981年「建築基準法」大幅改正。
1995年1月、阪神淡路大震災(Mw7.2)発生。
新耐震基準法設計の建物の被害は少なかったものの、震源近くの地域では倒壊相次いだ。
同年、建築基準法改正。
2000年、建築基準法改正。
免震 | 制震 | 耐震 | |
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方法 |
建物と地盤の間に免震装置を設置。 建物を地盤から離すことで、地震の揺れを直接伝えない。 |
建物に錘(おも)やダンパーなどの制震部材を組み込む。 |
建物自体を頑丈に造り、強度を上げる。 柱を太くしたり、壁を厚くしたりと、現在の日本の法律で義務化されている内容。 |
メリット | 揺れ自体を大幅にカットでき、家具の転倒などを防ぐ。 | 高さのある建物に効果的で、コストも免震工事よりも安価。 | リフォームで対応可能で、コスパが良い。 |
デメリット | 建築コストがかかり、垂直の揺れには効果が薄い。 | 一般住宅向けの施工もあるが、基本的にはビルなどの高層建築向き。 |
建物の倒壊を防ぐのが目的であり、揺れの軽減にはならない。 家具の転倒に注意。 また、繰り返しの地震によるダメージの蓄積が懸念。 |
建築用語
- Le mortier...モルタル【砂+セメント+水】
- La maçonnerie...石積み工事、煉瓦積み工事
- L'asphalte(m.)...アスファルト【砂利+砂+瀝青材料:数時間程度で硬化/排水性有り】
- Le béton...コンクリート【砂利+砂+セメント+水:1ヶ月程で硬化/水を通さない】
- Le ciment...セメント
- 瀝青...le bitume
-
天然のアスファルト・タール・ピッチなど、黒色の粘着性(adhésif)のある物質の総称。
また、石炭を加圧下でベンゼンを用いて抽出した時の抽出(extraction)物。 - タール...le goudron
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石炭・木炭などの個体有機物の乾留によって生じる黒色または褐色(brun)の粘性の油状物質。
主成分は炭化水素(Un hydrocarbure)。
コールタール・木タール・石油タールなど。 - 乾留...la distillation sèche
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個体の有機物を、外気を遮断して加熱分解し、揮発成分と不揮発成分とに分ける操作。
石炭乾留・木材乾留など。 - ベンゼン...le benzène
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最も基本的な芳香族炭化水素。
特有の芳香をもつ無色、揮発性の液体。
水に溶けにくいが有機溶媒には溶ける。
タールの分別蒸留などで得られ、有毒。
化学薬品の基礎物質となり、燃料などにも用いられる。